不動産担保ローン株式会社 | 日記 | 心理的瑕疵には前入居者の使用方法も含まれます。

心理的瑕疵とはその物件で事件や事故があった場合に、その事実を知っていたら、購入や入居しなかったであろう事実です。前所有者または前入居者の専有部分の使用方法も瑕疵担保責任・重要事項説明義務が課されるようです。 例えば、前入居者が長年にわたり性風俗営業を行っていた事実を知った場合には、大抵の人はその物件を通常の価格で購入しないと考えられ、その事実を知らずに購入した場合、耐え難い心理的負担を負うと判断され、損害賠償が認められた裁判例があります。 賃貸事例も同様で、マンションで前入居者が風俗業を営んだため、契約解除となった物件にその事実を知った現入居者からクレームが入ったというものです。基本的に前の入居者とのトラブルについては告知、説明義務はないものと考えられます。しかし、風俗業を行っていた当物件では、「著しく住み心地を欠く状況」に該当すると考えられますので、貸主には告知義務、仲介業者には確認・説明する義務があるとの判断です。 関連会社の事例ですが、競売で落札した物件に心理的瑕疵があり、売却希望価格の半分以下の値段になってしまったケースもあります。 瑕疵物件は通常の市場で流通する事が困難であり、物件評価も難しい限りです。当社においても融資の取り組みは慎重となります。 死亡事故や事件だけではなく、前所有者（入居者）の犯罪関与、使用方法の違反による瑕疵についても要注意です。ご購入・ご入居の際には確認される事をお勧め致します。   不動産を活用した資金調達のことなら不動産担保ローン株式会社へ！ワンルームマンション、競売物件、共有不動産、既存不適格案件も相談させて頂きます。お気軽にお問合せ下さい。 フリーダイヤル　0120-394-402